悟空Jr.アスリートスクールのスタッフブログです。
体力テスト
2023-01-24
今回は、体力テスト・反復横跳びについて説明します。
「反復横跳びが上手くできない…」
そのような方にとって、何か参考になれば、幸いです。
※小学校の体育の授業などで使える学習カードは、この記事の最後にあります。
動画で内容を確認したい方はコチラ
足が線に届いている状態
まずは、反復横跳びの正しい数え方を確認しましょう。
・3つの線をまたぐごとに数える
※足が線を越えたり、踏んだりしている時は、数える
・足が線に届いていない時は、数えない
足が線に届いていない状態
数え方は、分かりましたか?
反復横跳びは、2人組になって、順番に数え合うことが多いです。
相手が頑張って出した記録を間違えないように、注意しましょう。
足が線に届いていない状態
反復横跳びの姿勢
次は、姿勢について、説明します。
間違った姿勢だと、力が入らず、上手く記録を伸ばせません…。
反復横跳びの正しい姿勢を確認しましょう。
①斜め下を見て、足元を見ない
②背中をまっすぐにして、腰の位置を少し下げる(ひざを少し曲げる)
※ひざを伸ばしたり、腰の位置を上げたりすると、足に力が入らない
ひざが伸びた間違った姿勢
反復横跳びの正しい姿勢は、分かりましたか?
腰の位置を下げて、ひざを少し曲げることで、床を力強く蹴って、切り返すことができます。
反復横跳びは、切り返しの動作が強くなると、記録が伸びやすくなります。
ひざが伸びた間違った姿勢
正しい身体の動かし方
姿勢が分かったら、次は、身体の動かし方を確認します。
正しい姿勢でも、身体の動かし方を間違えたら、記録が伸ばせませんし、ケガもしやすくなります…。
正しく身体を動かせられるように、ポイントを学びましょう。
①つま先は、前に向けて行う
※横に向けると、上手く床を蹴れないし、ケガをしやすい
間違った身体の動かし方
②足をある程度、広げた状態で左右にジャンプして線をまたぐ
※身体の向きを正面から横に変えたり、足をバタバタと走るように動かしたりしない
前を向いて足を広げた状態で行う
③上半身の左右の動きを小さくする
※線を大きく超えると、返ってくるのに時間がかかる(足を伸ばして、つま先だけ線を超えるようにする)
正しいつま先の向き
身体の動かし方は、分かりましたか?
記録を伸ばすためには、つま先を前に向けることと、上半身が左右に動きすぎないことが大切です。
正しい身体の動かし方ができるように、何度も練習しましょう。
反復横跳びのやり方
数え方、姿勢、身体の動かし方が分かったら、いよいよ、記録に挑戦です。
計測時間は20秒です。
2回の本番を行って、良い方の記録をとりましょう。
①真ん中の線に正しい姿勢で立つ
②「スタート」の合図で左右に身体を動かす
※20秒は長いので、はじめは速さをおさえると記録が伸びやすい
③「ストップ」の合図で動きを止める
④3本の線をまたいだ回数を2人組の相手から聞く
反復横跳びに慣れていない子は、足がバタバタして、動きにまとまりがありません…。
ステップが上手くできない子は、ステップの練習から始めましょう。
低年齢の子で1mの間隔が大きくて、ステップの練習が上手くできない場合があります。
その時は、間隔を少しせばめて、練習を行うと良いです。
内側に身体をひねった状態
また、高学年の子は、切り返しの動作をする時に、身体を内側にひねると、記録が伸びやすいです。
反復横跳びに慣れてきたら、切り返しの動作をさらに素早くしていきましょう。
今回は、体力テストの1つの種目である、反復横跳びを説明しました。
何か参考になれば、幸いです。
反復横跳びは左右へのステップを素早く繰り返すので、瞬発力が上がります。
また、重心を落とした状態でステップするので、下半身の強化も期待できます。
さらに、強度が高い運動なので、心肺機能の向上も見込めます。
このように、反復横跳びは体力トレーニングとしても有効です。
今回の記事の内容は、学習カードで学ぶことができます。
お家での練習や、小学校の体育の授業の教材などに、利用ください。