悟空Jr.アスリートスクールのスタッフブログです。
陸上競技
2022-06-08
陸上競技を始めた時、「スパイクシューズって、どのようなものを買えばいいの?」と、迷われると思います。
そこで、今回は陸上クラブがおすすめする、スパイクシューズの選び方や注意事項について説明します。
「もっと速く走れるはず!」
そう考えて、幼い頃にスパイクシューズを履かせる陸上クラブもあります。
しかし、筋肉や骨が育っていないのに、スパイクシューズを履くのは、とても危険です…。
スパイクシューズは速く走れる分、体にかかる負担も大きくなります。
なので、悟空Jr.アスリートスクールでは、スパイクシューズを高学年のみと限定しています。
陸上競技のスパイクシューズに取り付けるピンは、土(アンツーカー)用と、ゴム(タータン)用があります。
土(アンツーカー)用のピンは、ゴム(タータン)用に比べて、チクチクと、太く長くとがっています。
なので、土(アンツーカー)用のピンで、タータンの上を走ると、タータンが傷ついてしまいます。
また、ピンが長くなればなるほど、反発力が高まり、足への負担が高まります。
まま行ってください。
土(アンツーカー)用のピンには、大きく分けて2種類あります。
アシックスを例にすると、その2種類は、①ゴールドピンと、②シルバーピンです。
①ゴールドピンは、スパイクシューズとピンの間に、アタッチメント(レジナスガード)をつけて使用します。
アタッチメント(レジナスガード)は、ピンのネジの部分に砂などが入らないようにしたり、膝への負担を緩和したりします。
①ゴールドピンは、アタッチメント(レジナスガード)を間につけるので、ネジの部分が少し長いです。
②シルバーピンは、アタッチメント(レジナスガード)をつけずに使用します。
②シルバーピンは、ネジの部分が短いため、アタッチメント(レジナスガード)をつけると、走っている途中にピンが外れることがあります。
アタッチメント(レジナスガード)は、①ゴールドピンを使用する時だけにつけることを覚えておきましょう。
なお、初心者はアタッチメント(レジナスガード)を必要とする①ゴールドピンをおすすめします。
次に、ゴム(タータン)用のピンについて説明します。
ゴム(タータン)用のピンは、①平行ピン、②2段平行ピン、③3段平行ピン、④ニードルピンの4種類があります。
①平行ピンは、軽量性に特化しており、スパイクシューズを履いた時の軽さにこだわる選手向けのピンです。
②2段平行ピンは、土台が太くてしっかりしているため、抵抗力が多く、瞬発力が必要な種目に適しています。
③3段平行ピンは、3つの段差にゴム(タータン)がしっかりと引っかかるため、高反発・高グリップ力に優れ、トラック種目に適しています。
④ニードルピンは、2段平行ピンと対照的で、形状が針に近く、ゴム(タータン)への抜き差しの感覚が薄いため、抵抗力が少ないピンです。
このように、ゴム(タータン)用のピンは、それぞれ特徴や適性が違うため、競技種目や自分の走りに合ったものを選びましょう。
なお、短距離走の初心者は、③3段平行ピンをおすすめします。
スパイクシューズのピンは、長ければ長いほど、強い力を得られます。
ただし、その分、足への負担も大きくなります。
また、長ければその分、足を引っかけて転倒する可能性も高まります。
なので、短距離走の種目をするのであれば、ゴム(タータン)用の場合、最初は7m~8mのピンを陸上クラブでは、おすすめしています。
最後に、初心者におすすめのスパイクシューズを紹介します。
陸上クラブでは、asicsのエフォートというスパイクシューズをおすすめしています。
陸上競技をこれから始める選手のために作られたスパイクシューズです。
以上が、初めて陸上競技の短距離走スパイクシューズを買う時の注意事項です。
なお、スパイクシューズは、サイズが自分の足に合わないと、ケガの原因になります。
体が成長しているうちは、年に1回程度、買い替える必要があります。
何か参考になれば幸いです。